第13章 危険なパジャマ・パーティー ①

7/31
前へ
/31ページ
次へ
「ミイちゃんは何色がいい?」 残りのパジャマを手に こちらを振り返ったのはココさんだ。 「……僕はどれでも。残ったやつでいいです」 メンバーでもないと――言われてるのに。 我先に選べるもんか。 残りはスカイブルーにイエロー。 薄紫に純白。 「それじゃ、悠月は紫ね」 「なんでだよ」 「やらしいから」 「あ?」 「リーダーは水色」 「なんで?」 「無難だから」 ココさんは毒づきながらも 手際よくパジャマを配り始めた。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

51人が本棚に入れています
本棚に追加