第13章 危険なパジャマ・パーティー ①

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「じゃあミイちゃんは、黄色か白だよ」 ココさんってば――。 愛しげに目を細め僕を見つめてくる。 「僕はどっちでも……」 あの日からずっとだ。 さすがに意識せずにはいられない。 「そうだな」 鏡の前。 「ちょ、ココさん……」 「うーん、どっちも可愛いね」 後ろから抱き締めるような形で パジャマをあてがい言われれば。 (これが狙いなんだ……) 悠月さんの前なのに みるみる間に――僕の頬はかぁっと熱くなる。
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