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「じゃあミイちゃんは、黄色か白だよ」
ココさんってば――。
愛しげに目を細め僕を見つめてくる。
「僕はどっちでも……」
あの日からずっとだ。
さすがに意識せずにはいられない。
「そうだな」
鏡の前。
「ちょ、ココさん……」
「うーん、どっちも可愛いね」
後ろから抱き締めるような形で
パジャマをあてがい言われれば。
(これが狙いなんだ……)
悠月さんの前なのに
みるみる間に――僕の頬はかぁっと熱くなる。
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