第一章

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もう、半年以上前の話だ。 何を引きずっているのだろう… だから、末次さんにも心配をかけてしまう… 「仕事をしていれば、忘れられる…ですか… 無理して忘れること、ないのでは?」 は…? 忘れたいのに…と、言っているのに、末次さんは、無理して忘れるな…というアドバイス… 「社長…無理して忘れようとすればするほど、忘れられないものですよ。 ましてや、仕事の忙しさで忘れられるわけがない… そうではないですか?」 「確かに…そうですね」 頷いたオレを見て 「では、失礼します」 と、帰って行った。
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