180人が本棚に入れています
本棚に追加
/293ページ
もう、半年以上前の話だ。
何を引きずっているのだろう…
だから、末次さんにも心配をかけてしまう…
「仕事をしていれば、忘れられる…ですか…
無理して忘れること、ないのでは?」
は…?
忘れたいのに…と、言っているのに、末次さんは、無理して忘れるな…というアドバイス…
「社長…無理して忘れようとすればするほど、忘れられないものですよ。
ましてや、仕事の忙しさで忘れられるわけがない…
そうではないですか?」
「確かに…そうですね」
頷いたオレを見て
「では、失礼します」
と、帰って行った。
最初のコメントを投稿しよう!