第七章

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安永の結婚式… 良かったな 温かくて… みんなが笑顔で… 花嫁も幸せそうだったけど、一番幸せそうだったのは…安永だった 「おまえが先に結婚すると、思ってたよ」 「ははっ」 ヤツの言葉に笑うしかなかった。 「前に飲みに行った時に、のろけていただろ? そのキレイな彼女に、早くプロポーズしろよ 待ってるんじゃないか?彼…」 「別れたよ」 安永の言葉に被せて、晴れの日にふさわしくないことを言った。 「えっ?」
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