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外灯が彼女の顔を照らす。
やっぱり、綾だ。
腰まであった、少し茶色がかったサラサラな髪。
それが、肩にかからないくらいに切り揃えられていた。
「コウ…」
すぐに立ち上がろうとして、砂に足を取られる。
「危ないッ!!」
咄嗟に体が動いた。
「きゃっ」
彼女の腕を引っ張り、転ばないように…
自然と綾は、オレの胸に飛び込む形になってしまった。
思わず、彼女の腰に両手を組んで
ギュッと、抱きしめる。
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