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「そうかな…?
仕事が忙しいからな…」
自分では、気付かなかったが…
綾には、何でも分かってしまうな…
うれしさを隠して、ついつい言ってしまった。
「こんな時間に危ないだろ…」
「うん…
今日、展示会で、帰りにここを通ったから…」
「懐かしな…
展示会…」
「じゃ、私、帰るね」
「あぁ…」
帰したくない、このまま一緒にいたい。
本音を飲み込むしか、出来ないオレは弱虫なんだろうか…
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