第七章

17/34
前へ
/293ページ
次へ
「鷹野社長、娘の蘭子です。 先日のパーティーで、社長を見かけてから、気になる存在だといいましてね。 ほら、おまえからも挨拶しなさい」 隣の娘を、促す。 「娘の蘭子です。 父の秘書をしておりますの」 はにかんだ笑顔も、厚化粧で台無しだ。 「T駅前の再開発のコンペでは、ライバル同士ですが… 今は、プライベート。 楽しく飲みましょう」 グラスを掲げた。
/293ページ

最初のコメントを投稿しよう!

180人が本棚に入れています
本棚に追加