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しかも、いきなり
「康平さん」
かよ…
常識知らずのお嬢様。
上目遣いでこっちを見つめている。
もう、酔っているのか、はたまた、違うのか、頬が赤くなって、オレに質問の答えをねだる。
はぁー
心の中で、かつてないほどの大きなため息をついた。
「恋人は、今は、いませんが…
好きな人は、います」
隠しても、仕方ない。
「恋人ではないなら、康平さんの片思いですよね。
私なら、釣り合いますわ…
家も、私自身も…」
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