第七章

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しかも、いきなり 「康平さん」 かよ… 常識知らずのお嬢様。 上目遣いでこっちを見つめている。 もう、酔っているのか、はたまた、違うのか、頬が赤くなって、オレに質問の答えをねだる。 はぁー 心の中で、かつてないほどの大きなため息をついた。 「恋人は、今は、いませんが… 好きな人は、います」 隠しても、仕方ない。 「恋人ではないなら、康平さんの片思いですよね。 私なら、釣り合いますわ… 家も、私自身も…」
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