第七章

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「くそっ!!」 ガンッ!! 広げられた週刊誌を殴った。 そこには、 『セレブ、夜中のランデブー!!』 という文字が踊っていた。 何が、『ランデブー』だ!? この間、待ち伏せした時に、物陰に記者がいたのかよ。 「外堀から、埋められていってますね」 感心している場合では、ないですが… 息を整えた末次さん。 冷静な判断が戻ってきたみたいだ。 それにしても、姑息な手を使いやがって… 余計に嫌悪感が募る 会議で直接その話題に触れる者はいなかったが、好奇の目にさらされていたのは、確かだった。
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