第七章

31/34
前へ
/293ページ
次へ
発表があるまで、気を抜けない。 採用にしろ、不採用にしろ第一報は、電話で連絡がくる。 「社長、やりました!!」 一週間後の月曜日。 本社営業部部長の神谷さんが、そう言って入ってきた。 「やったー!!」 忙しい仕事の苦労が報われた。 T駅前の再開発は、鷹野グループに発注がきたのだ。 思わず、神谷さんと、握手。 「ありがとう。 営業部のおかげです。 もっと、言えば、このコンペを支えてくれたすべての社員のおかげです」
/293ページ

最初のコメントを投稿しよう!

180人が本棚に入れています
本棚に追加