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「もう!
急に止まらないでよ」
廊下の突き当たりにある、休憩所に入ってゆく。
壁際のイスに私を座らせて、浅倉くんは、自動販売機に向かう。
「はい、白桃ジュース」
パックに入っているジュースを差し出す。
「えっ?
なんで、私の好きな飲み物知ってるの?」
「見てるから。
徳永さんをずっと」
嬉しそうにそう言って、自分は、缶のコーヒーを飲んでいる。
はぁ…そうですか…
なんにも言えず、渡された白桃ジュースにストローを差す。
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