第八章

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「すみませんでした!!」 すぐそばに来ていた浅倉くんが、深々と頭を下げる。 そして、何も言わず休憩所から、出ていった。 「はぁー びっくりした」 今ごろになって、体の力が抜けてくる。 手近のイスに、よろけるように座った。 「助けていただいて、ありがとうございます。 部長がいなかったら私…」 そう、そのまま、キスされていた…確実に… 浅倉くんの気持ちは、聞いたが、まさかそんなことをするなんてこと… 頭の片隅にもなかった…
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