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「ふぅーん…
表向きは…だろ？」
「表向きも裏向きも、それが真実ですが…」
「徳永…」
「それはそうと、部長も早く言わないと…
営業補佐の人、好きなんでしょ？」
明るく、話を変える。
終わった理由を話しても、誰の得にもならない。
ならば、未来のある人を応援しなくちゃ。
「もうすぐ、あいつ、会社辞めるんだ」
最初は、どうして分かったんだ？
不思議そうにしていたけど、
見ていたら分かります、と、言ったら打ち明けてくれた。
「辞める、って、ことは、プロポーズしたんですか？」
「そこまで、いってないよ」
「へ？」
「気持ち告げてないから」
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