第八章
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受付からの内線は、私を訪ねてお客さまが来ているということだった。 もちろん、今日は、そんな約束なんてない。 首をかしげながらも、ノートパソコンを閉じる。 「来客だから、ちょっと、いってくるわ」 浅倉くんに声をかけて、一階の応接室へと急いだ。 コンコン 「お待たせしました。 徳永です」 一礼して、顔をあげると、私より若そうな女の人が座っていた。
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