第八章

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「えっ?」 倒れた…? 望に、押し込まれるようにして、タクシーに乗る。 「誰が、倒れたの?」 声が震えてしまった。 病院に向かって、車は進んで行く。 「課長…鷹野課長が、倒れた…って」 は? 「コウが…?」 倒れた… 「鷹野課長の秘書の末次さんから、さっき連絡あったの」 「なんで、末次さんと…?」 頭の中は、疑問符でいっぱい。 なんで、コウの秘書と連絡を取り合っているのよ。 聞きたいことは、山ほどあるが、今は、コウが心配。 「また、ゆっくり、説明するから」 そうしているうちに、総合病院の前に着いた。
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