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それは
無意識だった
「仕事、がんばりすぎだよ…」
少し痩せた頬を片手で、触った。
気をきかせてくれた、末次さんと望は部屋に入ってこない。
閉めきった空間に、二人…
眠っていることをいいことに、コウに触れていた。
こんなになるまで、仕事しなくていいのに…
右手に感じるコウの左頬は、温かかった。
過労で、倒れた
末次さんから、そう聞いた。
「倒れるまで、無理させないでくださいっ!!」
文句を言った私に、すみませんでした、と、一言。
末次さんが、謝ってくれたけど…
社長になって、確かに睡眠時間は減っているのは、当然。
ストレスもハンパないだろうから…
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