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そばで、支えることは出来ないけれど、
あなたにふさわしい人を見つけて幸せになってね…
そう、願いを込めてから、左頬を触っていた右手を外そうとした…
「っ?」
離そうとした右手首を掴まれている。
「コ、コウっ!?」
眠っていたはずの彼の目が、ぱっちり開いている。
少しぼーっとしているけど…
「綾が、そばにいるなんて…夢、かな…?」
「…」
びっくりして、言葉が出ない。
手首を掴んだまま、私がしていたように、左頬を触らせる。
ヤバイ…
起きるなんて…
想定外だよ
目を合わせられなくて…瞳が右往左往している
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