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夜、8時過ぎ
一息ついた頃、末次さんが、コーヒーを持ってきてくれた。
何気ない雰囲気で、世間話を始める。
「倒れた件で、迷惑かけて、すみませんでした」
頭を下げる。
あの時、末次さんがいなかったら、どうなってたか、分からない。
「顔を上げてください、社長。
当然のことをしたまでです。
それより、もう少し、休まれたほうがよかったのでは?」
「あれから、睡眠をとるようにしてるし、大丈夫ですよ」
大丈夫じゃないのは、心の中。
話してくれればいいが…
末次さんは、隠しているから。
本気で、聞かないと…
きっと、はぐらかされてしまう
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