第九章

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「入院した時、元部下の徳永が、見舞いに来てくれたんですよ。 誰にも、まだ、言ってない時に。 でしたよね?末次さん」 そう、あの時、まだ、そんなに知られていなかったはず。 オレが倒れたこと 「社長…?」 眼鏡の奥が鋭く光る。 何が言いたい? 警戒心が丸見えだ だって、おかしいだろ? 親が来る前に、彼女が来るなんて しかも、別れた彼女 どう考えても… 末次さんしか、いない。 彼女を呼んだのは
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