第二章

6/12

180人が本棚に入れています
本棚に追加
/293ページ
付き合いだして、一年がたった頃… 鷹野グループのトップである、親父が倒れた。 九死に一生を得たが、そのせいで、一線を退くことを決断した。 オレは、一人っ子だが、元々、継ぐ気はなかった。 幹部の中で有力者を選出すればいいものを、責任を負いたくないのか、社長のイスがなかなか決まらない… 社長の息子である、オレに白羽の矢がたつことに、たいして時間がかからなかった。 派閥もあったんだと思う。 今、考えれば… 息子であるオレが社長になることで、均衡が保たれる… 末次さんから、そんな話を聞いたこともある…
/293ページ

最初のコメントを投稿しよう!

180人が本棚に入れています
本棚に追加