第九章

25/41
前へ
/293ページ
次へ
「社長の容態を、お話したいんです」 は? オレ? とっくに退院して、ぴんぴんしているけど…? 「いえいえ、電話じゃ話せないので」 相手は、容態は電話でも話せるのでは?と、言ってるらしい。 「では、明日、7時に駅裏のカフェで お待ちしてます、徳永さん」 え? 綾…? 電話の相手は、綾だったのか? 「こうでもしないと、会ってくれませんからね」 胸ポケットにスマホをしまいながらこちらを見つめる。
/293ページ

最初のコメントを投稿しよう!

180人が本棚に入れています
本棚に追加