第九章
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「多分…社長が直接会っても、徳永さんは、なかなか本音を言わないでしょう」 本音を、語って欲しい。 けれど、オレのためを思って 嘘をつく… 彼女は、自分で思うより、脆い。 強がって、強がって見せているだけ。 その鎧を脱ぐのは、オレの前だけ。 と、思っていたかったんだけどなぁ… まだまだ、力不足みたいだ。 誰にも文句をつけられないほどに、成長しなくては… 守れるものも、守ってやれない。
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