第九章

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オレの腕の中で、安心する綾が見たい。 そのためなら、何でも出来る。 それには、まず、本音を聞き出さないと… 不本意だが、やはり、末次さんに頼もう。 第三者から、客観的に聞いてもらったほうが、綾も話してくれるかもしれない。 そんな甘い期待をしてしまう。 「さっ、明日は、早めに仕事終わらせてくださいね」 へ? 末次さんだけが、カフェに行くのでは? 「社長も変装して、行くんですよ。 見つめるだけではなく、声も聞けますし 」 ね!! なんだか、末次さん、楽しそう… 変装って…
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