180人が本棚に入れています
本棚に追加
強い口調で、咎める彼女。
『コウを頼みます』
そう、末次さんに頭を下げたらしい。
ごめんな、綾…
オレが自分の体調管理が、出来なかったからだ。
そんなに、末次さんを、責めないでくれ。
心の中で、謝るしかなかった。
「やっぱり、社長のこと、まだ、想われているんですね」
「何を言ってる…」
言いかけた綾を遮る。
「あなたの行動と、言葉が噛み合ってないんです」
「この間のお見舞いの件でしたら、望…東山さんに連れてこられましたが…?」
「でも、最後はあなたの意志だ」
最初のコメントを投稿しよう!