180人が本棚に入れています
本棚に追加
つい、振り返ってしまった。
そのまま、背中を押さえられて、抱き締められた。
「コウ…
どうして、ここに…?」
腕の中から、コウを見上げる。
走ってきたのか、額には、汗の粒が光ってる。
「だめじゃない、走ったりしたら。
まだ、本調子でないのに」
そうよ、過労で倒れたばかりなのに…
でも、その腕をふりほどけなかった。
きつく、抱き締められたこともあるけど…
私自身、そこから、離れたくないと思ったから
安心する場所…
コウの胸が早くなっている
最初のコメントを投稿しよう!