180人が本棚に入れています
本棚に追加
「縛りつけるんじゃない。
向こうに行っても、分かるように…目印
」
コウから初めてもらった、指輪。
ピッタリだったのには、驚いた。
私の左手を掴んだまま、微笑んでいる。
「このまま、捕まえておきたいけど、綾のステップアップも、分かっているから…」
「コウ」
「綾が…好きだ。
それは、覚えといて。
どんなことがあっても、綾の味方だから」
「ありがとう。
コウ。
その気持ちだけで、充分だから」
そう、気持ちだけ受け取っておこう。
「綾…」
えっ?
最初のコメントを投稿しよう!