第十章

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渡仏する前、末次さんに、駅裏のカフェに呼び出された。 そして、私の本当の気持ちを告げた。 言わされた、と、言ったほうが正しいのかもしれない。 「綾の本当の気持ちが、聞こえてきて、余計に好きだと実感した」 コウは、とてもうれしそうにしていたけれど、私は正直、複雑だった。
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