第四章

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コーヒーが届いて、ほっと一口。 末次さんは、砂糖一つ。 私は、そのままブラックで。 「ほんと、おいしいですね。あなたがすすめる通り」 「それは、よかったです」 目の前の人は、コーヒーを飲みにきたんじゃない。 私は、視線をコーヒーから、末次さんへと移した。 「あなたのこと、調べさせて頂きました」 やっぱり、そうなるよね… 「これを」 末次さんは、鞄から取り出した、紙切れを私のほうへ差し出す。
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