第五章

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「末次さん、ここのコーヒー、おいしいんですよ」 メニューをこちらに差し出して、ふわりと微笑む。 「じゃあ、あなたがすすめる、コーヒーを」 オレも負けずに彼女を見つめて、口角を上げる。 「分かりました… マスター、おいしいコーヒー2つ!!」 マスターが、了解と言うように片手を上げる。 それを見て、ふふっと彼女が笑った。 社長との思い出を、この店に見つけたのだろうか…
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