第五章

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いまだに、思い合う二人… なのに… 一方は、相手のことを思いやり、自ら、身をひく… そして、もう、一方は、忘れようとして、忘れられず、もがき苦しんでいる。 「失礼します」 今度こそ、会うことがないだろう… 彼女も、そう、思っただろう… また、会うことになるとは、この時は、考えもしなかった。
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