第六章

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「すごい…自信だね…」 自信を持つのは、いいことだ。 でも、それが、過信であってはいけない。 少し考えている浅倉くん… 「もし… 今度のコンペで、オレの作品が選ばれたら… 徳永さん… 真面目にオレのこと、考えてくれますか?」 「それって、どういう…」 「そのままの意味ですよ」 「は?」 「鷹野課長と離れた今、徳永さん、フリーですよね!」 「そりゃあ、そうだけど」 何、急に言うんだろ? 浅倉くん… ジョッキ三杯で、もう、酔ったの? 「オレ、酔ってないよ」 こっちを熱く見つめてくる。
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