第六章

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「課長と別れたばかりで、こんなこと、考えられないかもしれないけれど… オレだったら、ずっとそばにいるから…」 じっと、見つめてくる。 居酒屋の喧騒も彼には聞こえてないようだった。 なぜ、私に… そんな空気じゃなかったし、私は彼を恋愛対象に見たこともなかった。 いつの間にか、左手首をつかまれて、その場所だけ、熱が上がってくる。 ずいっと、顔ごと近付けてきた。
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