第六章

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「ゆっくり、考えて下さい」 私の返事を待たずに、その話を切り上げる。 もしかして、私が、断るのが分かっているから? 「さ、展示会場に戻りましょう」 何事もなく、そう言った浅倉くんの背中を、ただ、見つめることしか、できなかった。
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