第六章

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展示会の疲れと、思い出のかさぶたが、外れたのとで、 感情がぐちゃぐちゃになっていた。 「…疲れたなぁ…」 すべてに 疲れた… いつの間にか、私の頬に涙が一筋、こぼれていた。 そんな私を、海が癒してくれる。 どれくらいそうしていただろうか… 私を呼ぶ声で、我に返った。 「あ…や…?」
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