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美琴「よっ、ほっ、はっ。」タンッタンッタンッ
デコボコしている道をいつも通り軽い足取りで進んでいく
今では何処を踏めばいいか、何処らへんが滑るかなどが全部分かる
昔はよく転んでたなぁ
昔の事を思い出しながら進んでいくと、ようやく歩道に出れた
この歩道から学校までは歩いて10分くらいなので、まだまだ余裕はある
美琴「ちょっと早すぎたかな?」
少し早すぎたのか、周りには人がいなくて、ガランとしていた
一人寂しく歩道を歩いて、学校に向かう
途中の自動販売機でジュースを買い、飲んでいると
昴「よ、美琴。早いなぁ?」
美琴「昴くん。おはよう。そうかな?普通に家を出たつもりだけど?」
向こうからやって来たのは僕の友達の『明石 昴』くん
同じクラスの数少ない友達だ
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