第1章

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美琴「よっ、ほっ、はっ。」タンッタンッタンッ デコボコしている道をいつも通り軽い足取りで進んでいく 今では何処を踏めばいいか、何処らへんが滑るかなどが全部分かる 昔はよく転んでたなぁ 昔の事を思い出しながら進んでいくと、ようやく歩道に出れた この歩道から学校までは歩いて10分くらいなので、まだまだ余裕はある 美琴「ちょっと早すぎたかな?」 少し早すぎたのか、周りには人がいなくて、ガランとしていた 一人寂しく歩道を歩いて、学校に向かう 途中の自動販売機でジュースを買い、飲んでいると 昴「よ、美琴。早いなぁ?」 美琴「昴くん。おはよう。そうかな?普通に家を出たつもりだけど?」 向こうからやって来たのは僕の友達の『明石 昴』くん 同じクラスの数少ない友達だ
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