知らない世界

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「お疲れ様でした~、お先に失礼します」 俺はまだ仕事をしている人たちに挨拶をすまし、バイト先を出た。 季節は4月。外に出ると少し肌寒い夜風が吹いてるが、逆にその風が疲れた身体を癒してくれる。 俺の名前は桐谷 涼夜(キリタニ リョウヤ) 身長は170cmで黒髪のショートヘア、性格は自他ともに認める面倒くさがり屋だ。 俺は駐輪場に停めているバイクに跨り出発しようとした瞬間、携帯に着信がはいった。 「もしもし~涼夜?明日の夜にご飯行かないか?」 電話先の相手は水口 颯斗(ミズグチ ハヤト) 身長は180cm前後で髪を茶髪にして耳が隠れるくらいの長さだ。 小、中、高校が一緒で家も近かったから昔からよく遊んでいて、大学はお互い違う所だがこうやって時折ご飯の誘いの電話がかかってくる。 「ひさしぶり、明日の19時からなら行けるぜ」 「了解、なら明日の19時にいつもの店に集合で!」 そう言って、こちらが返事をする間もなく、電話が切れた。
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