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ベンチに座り、改めて携帯をみるが、相変わらず画面が変わっておらず改めて電波の悪さを感じた。
その後も、粘って待ちようやくナビを起動することが出来た
「やっと、起動できた!帰れる~」
周りに人気もないので大声で叫び、飲み終わった缶コーヒーをゴミ箱に捨てに行こうとした時
ガサガサ・・・・・
向かいの茂みから音が聞こえ内心とても驚いたが、どうせ猫だろうと思いしばらく茂みを見ていると音を立てた正体が出てきて俺は息をのんだ
それは犬のような生き物だった。
犬のような・・そう思ったのは全てが常識を越えていたからだ
大きさは、見た感じ3~4mぐらいで、口には鋭く尖った歯が見えており特に左右に一本ずつ30cmぐらいの犬歯らしきものがある。
全体に黒い毛で覆われており、目は明らかに俺を見ていた
(これはヤバイ……)
俺の本能が急いで離れろと危険信号を出しているが、一歩でも動いたら必ず襲われる
そう思うほど、目の前の生き物からの殺気が放たれていた
体中から冷や汗が溢れだし、身体が小刻みに震えている
その時、手に缶コーヒーの缶を持っている事を思いだした。
これを投げて気を逸らしてその間に逃げるか
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