呼び出し

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その日の放課後 未来は3年生に呼び出された。 柏木真美は 女子のリーダーで 暴走族のレディースの特攻隊長を務めていて 名前を知らない不良は居ない位 名前が知られている。 「松山未来!最近 態度がデカいって?私達は 黙ってたけど あまり 調子にノッてんじゃないよ!」 「先輩方 なにか 勘違いしていませんか?私は 同級生から虐められているので その虐めから 抜け出す為に 反撃しただけです。」 「赤城美優紀をやったらしいね。」 「はい。虐めのリーダーをやった方が 早いと思ったので …」 「美優紀は 近所の子で 私の妹分なんだよ!それを知ってて やったのかい?」 「すみません。知りませんでした。」 「知ってても やったかい?」 「はい。虐めから抜け出すのに 必死でしたから 後先考えず やったと思います。」 「あんた 根性が据わってるね。私の下に着かないかい?」 「柏木先輩。申し訳ありませんが 下に着く気はありません。それに 先輩方に 楯突く気もありません。私は ただ 虐められなくなればとしか 思っていません。」
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