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夜が明け 学校が始まる時間になり 智は 未来が通う学校に 休みの連絡を入れた。
荷降ろしを終え 栃木に向かった。
「未来 お前 部活をしてないんだから 空手を習わないか?」
「空手?」
「お父さんもやってたんだ。空手なら 教えてやれるし 師範も知ってるから 頼んでやろうか?」
「でも…」
「精神面も鍛えられるし 虐めのリーダーをやっちまえ!」
「そんな事を言って良いの?」
「それくらいしてやらないと 分からないんだよ。でも 未来が 虐め側じゃなくて 良かった。人の痛みが分かるようになるから 空手を習って 虐められてる子を 救ってやれ。」
「分かった。空手を習うよ。」
仕事を終え 家に帰り 沙友理と 未来の事を話した。
「虐められてるの?学校に話しをして 止めさせるよ!虐めなんて 許せない!」
「学校に言っても 虐めはなくならない。未来が強くならないとダメだよ。だから 空手をやらせるよ。」
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