第1章

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「友チョコだけで、3000以上使ったさ・・・ふぅ」 高崎 梨音(りおん)は独り言のように呟くと、スリッパからブーツに履き替える。 英会話スクールの玄関は、終業のあとの慌ただしさで熱気を帯びている。 「そうね、リーは部活もFCもだもんね・・・ね?」 白石 芳野(よしの)は長い黒髪をかき上げ、微笑みを見せる。
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