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プロローグ
木々が揺れるあばら家に一人の女性が降り立つ。
顔は日笠に隠されほとんど見えない。
唯一見えるのは口元のみ。
女性はあばら家に視線向け口をニヤリと歪めた。
冷たい。
背筋が凍り付く。
あばら家の中へと女性が歩を進める。
カサッと音が響く。
何体もの赤い光が女性を見据えた。ガタガタと体を震わせ女性から後ずさる。
女性はニヤリと笑い光の正体を見据える。
女性が口を開く。
「……………みつけた」
言い終わると同時に女性の姿が闇の中へと消えていった…。
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