2025人が本棚に入れています
本棚に追加
なんていうシリアスはここでは置いておいて、この物語の主人公を紹介しておこう。
魔界最強の力を持つ者、魔王。
その名をマオという。
右目は血のように紅く、左目はとても澄んだ蒼い色をしている。髪は黒く、白い肌によく際立っている。
男にも女にも見える中性的な顔はとても整っており、芸術品と言っても過言ではない。
年齢は15歳。
まだケツが青いガキである。
「魔王様、おはようございます。」
やってきたのはマオの召使いである悪魔。名をルシファーという。
悪魔だからと言っていつでも翼を広げているわけではない。翼も角もしまい、まるで人のように見える。
その容姿は人間的に見れば超一等級の美貌だろう。漆黒な髪の左の前髪は長く、左目を隠してしまっている。因みに紅い瞳の色をしている。
「ん…うるさい……もうすこし…」
「いけませんよ、魔王様。こんなにも良い天気なのですから。」
そう言ってルシファーがカーテンを開けると太陽の眩しい日差しがマオに降り注ぎ、マオは眩しさに眉をひそめた。
最初のコメントを投稿しよう!