第1章

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「ミユキー、みずー、頭イタイ」 ベッドの中でリューマが唸りながら、頭を抱えている。 時刻はお昼の12時を回っていた。 リューマの呻き声で、隣で寝ていた私は目を覚ます。 「あれだけ、呑めばそうなるよ」 私はまだ眠い瞼を開けて、キッチンに行くと冷蔵庫を開けてミネラルウォーターを取り出した。 コップに注いでまず自分の喉を潤す。 そんなに飲んではいなかったけど 一発目のテキーラが利いたのか、軽く二日酔いのカンジがあった。 自分が飲み干したコップに またミネラルウォーターを注いで ベッドルームに持っていった。 「はい、水」 「さんきゅ」 リューマは上半身を起こすと 水をグビッと飲み干して、コップをベッドの脇のサイドテーブルに置いた。 「今日、なんか予定あったっけ?」 リューマは気だるそうに私の腕を引っ張って、横に寝るように促す。 「あるよ! うちの実家に行くんだよ。二日酔いの夫を新年早々家族に会わせるのイヤなんだけど」 私は引っ張られるがまま、再びベッドの中に潜り込む。 そしてリューマの腕が伸びてきて、私の体を包んだ。 着ているロンティを通して、リューマの火照ったような体温が伝わってくる。 「夕方からだったでしょ? 大丈夫。その頃にはアルコール抜けるから」 リューマは 私の頬を撫でたかと思うと、 そっと顔を寄せて唇を合わせてきた。 リューマの唇が優しく愛撫をはじめる。 「………っ………」 「ん………ふ………」 「………………」 「………………」 「今年初の子作りするか♪」 「………だから、ハワイに行くからまだ作らな………」 リューマは 掛け布団の中に顔を忍ばせたと思ったら 私の衣服をまくし上げた。 二日酔いなのに……… エッチ出来ちゃうんだ? でも、リューマの熱い吐息と唇と舌先の愛撫は、 躰が溶かされていくように、熱が伝わり、気持ちを高ぶらせた……… 着ているものを自分からも脱ぐように躰をくねらせる。 「二日酔いでやるとアル中の子供が出来たりしないかな?」 リューマは真剣に心配そうな声で 固くなったモノを滴れている場所に ゆっくり挿れ込んだ。 リューマの綺麗な顔が徐々に高揚して 少し歪める顔は とてもセクシーで 私の口を塞ぐリューマの柔らかい唇と舌先に 私は快楽に酔いしれた。
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