974人が本棚に入れています
本棚に追加
「…あの、イチャイチャしてる所申し訳ないのですが、お手伝いして頂いても宜しいでしょうか…?」
「有明さん」
「………」
何故か怯えた様に話す有明さんに違和感を覚えつつ。
昨日作ったという試作品を冷蔵庫から取り出し、作業台に並べる。
「スポンジの上に桃の果肉の砂糖煮を敷き詰めて、桃のムースをドーム状にしてみた…んだけど。
なんか、いまいちパッとしないんだよなぁ」
一口食べてみると、美味しい事には美味しい…のだが。
無難というか、味がぼやけているというか、確かにパッとしない。
最初のコメントを投稿しよう!