第1章

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やたらと俺に懐いてくれているし、そういう所は可愛いなと思う。 などと考えていたら春樹が出口を指差した。 帰るのか、と思い手を振っていると、其のやり取りを見ていた母さんが、春樹を作業場の入り口まで誘導した。 「春ちゃんはウチの子同然なんだから、遠慮するコトないのよー?」 「ホントですか?! じゃあ、お義母さんって呼びたいなぁー」 「ウフフ、なんならママって呼んでもいいのよー?」 「ママー!」 「……いつの間にこんなデカい子供産んだんだよ、母さん」
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