第1章

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「あっ、砂月さぁん」 入り口に辿り着いた俺の姿を捉えると、何とも嬉しそうな表情を浮かべる春樹。 …ワンコ。 岡ちゃん曰く、春樹の鳴き声は『わんわんおー』らしい。 「砂月さんっ、お義母さんの了承も得た事ですし… 俺と結婚しましょう! 幸せにします!」 「……同性同士は結婚出来ないんだぞ? それに、春樹は未だ17歳だろ」 ぶっヒャヒャヒャア!! 天然怖ェ!! 後ろを振り返ると、佐竹さんと岡ちゃんが腹を抱えて爆笑していた。 春樹はというとその場で固まっていて、何だか泣きそうになっている。 ちょっと可愛い。
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