第1章

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「砂月…! お前はホント昔からエエ子やなぁ……」 「なぜ関西弁」 ゾクゾクゾクッ…!! 「??!!」 昔からの癖で。 そう、まるで兄が弟にするように。 恋愛感情なんて皆無なのに。 砂月の頭を撫でようと手を伸ばした瞬間、異様な寒気を感じて周りを見渡す…と。 「砂月さぁん。 あと少しで閉店時間だから、もう来ちゃいました。 おにぎりとお味噌汁持ってきましたよー」 「春樹。 早いな、ありがとう」 「いえいえー、 砂月さんの為なら! ……ところで…有明さん…」 「は、ハヒッ!!!」
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