第1章

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一口食べて、押し黙ってしまった春樹。 口に合わなかったんだろうか。 「どうだ? 春樹をイメージして作ってみたんだが」 「…俺を…?」 「爽やかで、でも甘い。 太陽みたいに明るくて、元気を貰える。 春樹は、俺にとってそんな存在だから」 其の話を、遠くから聞いていた有明。 砂糖漬けのようなゲロ甘いやり取りに、佐竹と岡が聞いたら喜びそうだなぁ、なんて考えていた。 のだが。 ――…ちゅ。
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