第0章

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「男子高校生が一人でケーキ屋さんなんて、珍しいですね?」 「ええ。 うちのお得意様なんです」 そう。 春樹は、高校生。 かれこれ1年以上はうちに通ってくれている。 そして…。 「お待たせしました、カフェラテです」 「あ、砂月さん…っ さっきのお客さんはもういいんですか?」 最近、少し困った事が一つ。 「テイクアウトだったからな」 「そっかー。 オレの砂月さんに馴れ馴れしくするから、思わず嫉妬しちゃいそうでした」 そう。 「今日も好きです、砂月さん」 男子高校生に求愛されています。
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