975人が本棚に入れています
本棚に追加
「――…っ!」
「春樹…?」
一瞬で離れた体。
春樹の顔色は悪く、息も荒い。
体調が悪いのかと心配した砂月は、其の体に触れようとしたのだが…。
「っ、!!
…ごめんなさい…」
一瞬の沈黙。
春樹が、躊躇いがちに口を開いた。
「…その。
昨日、怖い夢見て。
…それを思い出して、怖くなっちゃったんです」
「……」
――…ぎゅ。
抱き締められている、なんてぼんやりと思っていた。
次いで腕の力が更に強まり、少し息苦しくなる。
「…さ、砂月さん…っ?」

最初のコメントを投稿しよう!